韓国の般若心経を聴く(漢文)by 090909MWMF   4 years ago

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韓国・曹渓宗の般若心経をご紹介します。

韓国は日本同様に、中国語(漢文)のお経を詠んでいますが、発音は日本のそれとだいぶ異なります。同じように、漢字文化圏のベトナムや台湾でも漢文のお経を詠んでいますが、やはり少しずつ発音が異なっています。
これは、中国から仏教が伝来した時代が異なることにより、異なる発音法が伝わったことと、それぞれの民族の訛りが加わったことによります。本国の中国とほぼ同じ発音で詠んでいるのは、台湾です。これは、台湾の仏教が、戦後に多くの僧侶が本国から移住したことによって発展したためです。
そして、本国の中国を含めてたどの地域でも、お経の発音法は、現代の中国語の発音とは異なります。ですので、正確には「中国語での読誦」とも申せません。「漢文の日本読み」「漢文のベトナム読み」などと言うべきでしょう。

さて、世界を見渡すと、お経は中国語以外でも詠まれています。現在仏教国に行きわたっている経典は、基本的に四言語で読誦されています。

① パーリ語
~インドの古語。スリランカ、タイ、ラオスなど東南アジア圏。これらの地域ではサンスクリット語で成立した経典よりも、より古い時代の経典を詠んでいます。
いわゆるテーラワーダ仏教の伝わっている地域です。
① サンスクリット語(正確には、「サンスクリット」だけで言語の意味を含みます)
~インドの古語。成立はパーリ語より古いですが、インド仏教ではパーリ語⇒サンスクリットの順に経典が書かれました。現在、サンスクリットの読誦法は、ネパールに伝えられています。
② チベット語
~チベット、ブータン、モンゴルで読誦されています。
チベットでは、経典をサンスクリット語から直接訳しました。ブータンとモンゴルは、チベットから仏教が伝わったのでチベット語で経典を詠んでいます。
③ 中国語
~中国、韓国、ベトナム、台湾、日本など漢字文化圏。
中国では、経典をサンスクリット語から直接訳しました。韓国、中国、ベトナムは中国から仏教が伝わりました。日本は当初、朝鮮半島から伝わりましたがすぐに遣隋使、遣唐使が直接中国に向うようになりましたので中国から直接仏教文化を輸入するようになりました。

文責:加藤悦子(「サンギーティの会」事務局長)
ホームページ(各国の般若心経がダウンロードできます)
http://michinori.hp2.jp/
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Youtube動画 プレイリスト
https://www.youtube.com/playlist?list=PLp77EDtAqBs0BAZAdrexfPS0X8G1UFjQK

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